東京農工大学・野村義宏教授著「コラーゲンの本」という本が出版された。
表紙や帯に「とことんやさしい」、「知りたいことがよくわかる」と書いてある。読んでみてなるほどと思った。
コラーゲンはとても有名になって、今では名前を知らない人はいない。でも、本当に理解されているかというと、そうでもない。この本はコラーゲンのことを知りたい人のために、コラーゲンのすべてを、解説している。
第1章:コラーゲンってなに? 第2章:体の中のいろいろなコラーゲン、第3章:動物や進化で異なるコラーゲン、第4章:コラーゲンはどうやってでき、どう分解される、第5章:革や墨、膠、写真フィルムもコラーゲン、第6章:食べる、飲むコラーゲン、第7章:コラーゲンと美容、第8章:コラーゲンと病気・医療。
いろいろな分野の知識がわかりやすく解説されている。しかも最近の研究成果にもとづいている。自称「コラーゲン博士」の私も、すごく勉強になった。
日刊工業新聞社発行で、定価は1760円。
とても良い本だと思う。本をいただいたからホメるわけではない。
天の声「最後のところは余計だ」