歯が痛くなって、歯医者さんに診てもらった。知覚過敏だと言われた。
おなかの調子が時々悪くなる。過敏性腸症候群らしい。
「過敏」・・・辞書を見ると、感受性が強すぎることと書いてある。感受性が亢進して、普通は反応を示さない程度の弱い刺激に反応して、症状を呈する状態を過敏症という。
過敏であることは、いいことではない。不都合なことだ。しかし敏感であることは必要である。私たちの祖先の原始人は生きるためには敏感が必要だった。敏感なおかげで、命が救われたことが多かった。過敏はそれがちょっと行き過ぎただけだ。
しかし、現代人は、敏感でなくむしろ鈍感であることが都合の良い場合がでてきたようだ。そういえば、渡辺淳一さんの「鈍感力」という本がベストセラーになり、流行語になったことがあった。私は読んでないけれど・・・
過敏にならず、適当・適切に敏感であり、適当・適切に鈍感であることが望ましいわけだが、それが難しい。
ちなみに、政治家の先生方には、鈍感力の強すぎる人がたくさんいる。あれを見ると、イラつくなあ。