路線バスのドライバーが不足して困っているとラジオで聞いた。減便したり、運休しているところもあるそうだ。大都市でも、地方でも、不足しているらしい。
地方では、路線バスが唯一の公共交通手段のところが多い。車を運転しないお年寄りなどは困ってしまう。
ドライバーがなぜ不足かといえば、なり手がいないのだという。なぜなり手がいないかといえば、給料が低いし、仕事がきついからだ。特に若い人には、人気がないらしい。
路線バスといえば、昔は運転手さんの他に、車掌さんが乗っていた。車掌さんは、たいてい若い女性。車掌さんが、車内で切符を販売したり、次の停留所の案内をする。
大昔、中村メイコさんの歌に「田舎のバス」というのがあった。「田舎のバスはおんぼろ車 (中略)それでもお客さん黙っているよ、それは私が美人だから・・・」というような歌詞だった。
それが、何時しか、車掌さんがいなくなり、運転手だけになった。いわゆるワンマンバスである。ちなみに、この言葉は和製語だそうだ。
乗務員が二人から一人に・・・当然、次はゼロ人、つまり無人になるだろう。AIによる無人バスの時代が、もうそこまで来ている気がする。
でも、そのころは、私はバスに乗らない、いや乗れないだろうなあ。