ラジオを聞いていて、跡継ぎ甲子園というイベントがあることを知った。中小企業庁が主催し、中小企業の跡継ぎを支援するためのものだそうだ。
この時代、中小企業の経営は苦しい。廃業を考える会社が多い。また、経営者が年をとって引退しようとすると、後を引き継いでいく人が見つからない。子供たちは嫌がる。後継者がいても、新しいビジネス戦略が必要だ。
そこで、中小企業の跡継ぎを応援しようと、「跡継ぎ甲子園」なる企画が登場した。39歳以下の跡継ぎ予定者が、自分のビジネスプランを持って応募する。地方大会を経て、決勝大会に出る。優勝すると、長官賞をもらえるほか、メディアへの露出が増えて、数百万円の広告効果があるそうだ。補助金の特別枠もあるという。
私は、これを聞いていて、大学の研究室のことを思った。大学の研究室は、中小企業どころか、零細企業だ。教授が定年で辞めたとき、後を継ぐ人は、研究室の伝統を生かすべきか、それとも新しい方向の発展を目指すべきか・・・
まあ、いまの私は関係ないけれど。