寒波がやってきて寒くなった。冷え性の私は、足の先が冷たくなる。部屋は暖房が効いていて、体は暖かいのだが、足先だけ冷たい。そこで、足の裏に「貼るカイロ」を貼り付けた。これは暖かい。
カイロといえば、子供の頃、祖母が使っていた懐炉を思い出す。小さい金属製の容器に、なにか(懐炉灰?)に火をつけて、それをふところに入れていた。不思議なものだなと思って見ていた。
いまの貼るカイロはちがう。鉄の酸化反応を利用して発熱する。紙をはがすと、鉄粉が空気と接触して、発熱が始まる。温度や持続時間を調節するために、他のいくつかの成分も加えてある。
いろいろな貼るカイロが売られている。大きいもの、小さいもの。足裏に特化したもの。以前、足裏に貼るカイロを使ったときは、熱くなりすぎて閉口したが、今使っているのはそんなこともなく、気持ちがいい。日々進歩している。
多くの貼るカイロは、衣服の上に貼る。直接肌に貼って、低温やけどをおこしてはまずい。しかし、首筋に直接貼れるものもある。首を温めると、自律神経を整える効果があるそうだ。
疲れ目解消のために、目を温めるものもあるが、あれはカイロとは言わないかな。
貼るカイロのような小さな製品にも、いろいろな工夫が施され、どんどん進歩していくのには、感心させられる。
ところで、カイロではカイロは使わない。アンマンではアンマン売ってない。
天の声「くだらない冗談」