アメリカのニューヨークタイムズ紙が認知症予防の最前線を取材したそうだ。認知症の新薬を待つよりも、その危険因子の除外に注力すべきだという考え方が世界の趨勢になってきたという。
 大いに期待されたアルツハイマー病の新薬「クレネズマブ」も臨床試験で有効性が見られないことがわかり、がっかりの結果に終わってしまった。そこで専門家たちの意見は、法外な値段の新薬に期待するよりも、すでに知られている危険因子の除去に照準をしぼるべきだという。現在の認知症の約62%は、危険因子を避ければ防げたものだそうだ。
 最近分かった危険因子としては、「視力障害」がある。視力障害は、視力検査、眼鏡の処方、白内障の手術など、比較的手軽な方法で回避できるはずだとのこと。
 2017年に、専門家チームは、世界中の認知症の大半の原因になっているのは、次の9の危険因子だと特定した。それは、高血圧、低い教育水準、難聴、喫煙、肥満、うつ、運動不足、糖尿病、低度の社会的接触。
 2020年には、さらに次の3が付け加えられた。アルコールの過剰摂取、外傷的脳損傷、大気汚染。
 うーん、アルコールの過剰摂取かあ。私は過剰には摂取してない。適切に摂取しいるつもり。
 天の声「たいていの酒飲みはそういう」
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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