「腑に落ちない」という言葉がある。合点がいかない、納得できないという意味だ。しかし、その逆の「腑に落ちる」とは言わない。広辞苑にも「腑に落ちる」は出ていない。なぜかなあ。
「憎まれっ子世にはばかる」という言葉がる。人から嫌われたりする人間が、かえって世間では幅を利かすという意味だ。「はばかる」という言葉が私にはピンとこない。「はばかる」というと「遠慮する、つつしむ」問う意味に思ってしまう。「憎まれっ子世にはびこる」と言えばいいのになあ。
この間、ラジオで「霜の対策」の話が出た。老人ホームにいる私としては、「下の対策」と思ってしまった。バカだなあ。
私は文化放送のラジオをよく聞いている。文化放送では、平日の午後6時になると、埼玉西武ライオンズの野球の実況をすることが多い。冒頭で、辻監督が大声で言う。「吠えろライオンズ、叫べライオンズ」。「さけべ」が「すけべ」と聞こえてしまうのだ。バカだなあ。
下仁田のネギは有名だ。おいしい。でも、これを聞くたびに「下ネタ」のネギと連想してしまう。バカだなあ。
この間、老人ホームの私宛に大きな荷物が届いた。事務室から連絡があり、受け取りに行った。事務室の女性が、「もてますか?」と聞いた。 私は答えそうになった。「いいえ、今までモテたことはないです」
天の声「やっぱりバカだな」