聴覚に軟骨も関与していることがわかったと、ラジオで聞いた。
 聴覚の生理学をよく知らないが、外耳から入った音波が鼓膜を振動させるのが、聴覚の基本だと思っていた。それに加えて、骨も聴覚に関与している。例えば、自分のしゃべる声は、鼓膜を通して聴いているのでなくて、骨を通して聴いていると聞いたことがある。
 ところが、軟骨も関与していることが、日本人の研究者によって明らかになったそうだ。
 軟骨伝達を応用した補聴器が開発されているという。従来の補聴器と違って、耳の穴に差し込む必要がない。だから、相手の声と同時に、例えばアナウンスの声など、幅広く聞くことができる。
 年を取ると耳が聞こえにくくなる。耳が聞こえないと、認知症になりやすい。優れた補聴器の開発は、認知症の対策にもなる。
 ただし、耳が聞こえないと便利な時もある。いや、聞こえていても、聞こえないふりをすることもある。
 天の声「人の声も天の声も聴きなさい」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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