先日、ラジオで、浜松の遺跡からウナギの骨が見つかったと聞いた。私は、10年以上も浜松に住んでいたので、浜松と聞くと耳をそばだててしまう。
 縄文時代の遺跡だとのことだが、浜松にこんな遺跡があることを知らなかった。約9000年前の遺跡で、貝塚、つまり食べ物のゴミ捨て場の中から、ウナギの骨が見つかった。
 いま浜松はウナギの産地として有名だ。その浜松で、太古のウナギの骨が見つかったとは・・・縄文時代から、ウナギの産地だったのだろうか?
 ウナギは、かば焼きにすれば、おいしい。今は高級な食品である。しかし、生きたウナギは、ぬるぬるして、見た目は気持ち悪いし、捕まえるのが大変だ。料理も大変。かば焼きをつくるのは技術が要る。縄文時代の人は、どのように料理をしていたのだろう? まさか、今のように、さいて、たれをつけて焼いたわけではないだろう。
 ウナギを初めて食べた人には、その勇気に敬意を払いたい。はじめてイカ、タコ、ナマコなどを食べた人も勇気があるなあ。
 天の声「ご先祖に感謝しなさい」