納豆は日本の代表的な朝ごはんメニューの食品だが、私は苦手である。ネバネバするところがいやだし、臭いもいやだ。他人が食べているのを見るのも好きでない。かみさんは、納豆が好きだが、私が嫌がるので食べられないと文句を言っている。
 私の父も母も、関西の出身だった。納豆嫌いはそのせいかなと思っている。関西の人には、納豆がキライな人が多い。外国の人も、納豆が苦手な人が多い。ほかの日本の食品はおいしい、おいしいと食べるくせに納豆はダメという。
 栄養の本を見ると、納豆について、いいことばかり書いてある。良質なタンパク質があるとか、食物繊維を含むとか、ビタミン類が豊富とか、血栓の予防になるとか書いてある。別に食べ物は体にいいから食べるわけではない、おいしいから食べるのだと、憎まれ口をたたきたくなる。
 納豆には「ナットウキナーゼ」という酵素が含まれていて、食べると体内で、血栓を分解してくれるという。タンパク質である酵素をたべて、それが体の中に取り込まれて、活性を発揮することは、常識では理解できない。なにかトリッキーなメカニズムがあるのかもしれない。
 コラーゲン入り納豆をつくって売り出した会社があった。タレの中に、コラーゲン分解物(ペプチド)を配合したのだと思う。私は、頼まれて、コラーゲン・ペプチドを摂取すると、どのような効果が期待できるのかを、宣伝ビデオの中で説明した。
 その時、コラーゲン入り納豆をたくさんいただいた。でも、やっぱり食べなかった。
 無責任だったかなあ。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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