紅茶の入れ方、飲み方について、イギリスとアメリカの間で論争が起きていると聞いた。
アメリカ人のある科学者が、「紅茶にひとつまみ塩を入れるとよい」と発言したそうだ。苦味がおさえられるという。
それに対して、イギリスからは反発の声が上がった。イギリス人は、歴史的に昔からお茶を飲んできたプライドがある。アメリカ人はお茶のことがわかっていないと思っている。
たとえば、アメリカ人は、電子レンジでチンしたお湯でお茶を飲んでも平気だ。イギリス人はやかんでぐらぐら沸騰させたお湯でお茶を入れないと気がすまない。
イギリス人はお茶にミルクと砂糖をたっぷり入れる。それがエネルギー源・栄養源になると思っている。
もっとも、イギリス人もティーバッグは使う。便利だから。ここは伝統にこだわらないらしい。
日本人から言わせてもらうと、イギリスもアメリカも自分の国ではお茶を生産できない。お茶について、大きな顔をしてほしくないなあ。