コメの値上がり騒動で、精米という言葉がニュースに登場するようになった。精米は玄米をついて種皮などを取り除いて白米にする作業のことだ。
精米と聞いて、大昔のことを思い出した。敗戦直後の混乱の時代、食糧難で農家に買い出しに行った。物々交換ということで、タンスから着物を持ちだして、米などに交換してもらった。頭を下げて頼んだ。そのことを恨んで、今でも農家が大嫌いという人もいる。
その時、手に入ったのは、玄米。食べるには精米しなければならない。精米器などないから、一升瓶に玄米を入れ、棒で突いて精米した。子供だった私も手伝った。
ちなみに、精米設備を持っているというので、アイリス・オーヤマという会社の名前が、いまニュースに出てくる。どこかで見た名前だと思ったら、私の部屋の加湿器がその会社の製品だった。いろいろなことをやっている会社なんだ。
米騒動のおかげで、知識が増えた。
天の声「変な負け惜しみだ・・・」