いま私はデスクに向かって、このブログを書いている。すごく立派なデスクである(ここで、画像を載せたいのだが、やりかたがわからない)。
社長さんか重役クラスの人たちが持つようなデスクだと思うのだが、本当のところは、社長さんたちのデスクを見たことがないので確かではない。要するに、私にとっては「身分不相応」なデスクと言いたいのだ。
両袖のデスクで、160㎝ x 75cm ぐらいある。上等そうな木材でできている。何の木かはわからない。
どうしたのかというと、「ポムポム川の辺」に入居するときに、息子夫妻が購入してくれたものだ。お金は私が払ったけれど。
机は簡単な作業用の台みたいのでいいと言っておいたのだが、息子夫妻はこんな立派なデスクを注文していた。
息子によると、これは息子のお嫁さんの意向によるらしい。貧相な私を少しは立派に見えるようにということだと思う。
それはとてもありがたいのだけれど、こんな立派なデスクに座って、何をすればいいのだろうか。
毎日デスクの前に座って、ポヤーとしていていいのか。それはダメだ。
デスクは私にとって大きな重荷になった。
そして考えついたのは、ブログをつくることであった。
ブログはしょっちゅう更新しなければならない。つまり、しょっちゅうデスクに向かうことになる。何を書くかを考えなければならない。文章も吟味しなければならない。本当はそんなに吟味なんかしていないけれど。
とにかく、毎日デスクに向かっても、格好がつくではないか。
つまり、このブログを書かせているのは、分不相応な立派なデスクであり、それを注文した息子たちということなのである。
「ポムポム川の辺」に入居してから、2か月が経った。私は、まだこの立派なデスクの呪縛を解くことができないでいる。だから、毎日ブログを更新している。
このデスクで困ったことがもう一つある。それはめちゃくちゃ重いことだ。自分では動かすことができない。びくともしない。
デスクを置いてもらうときに、うっかり壁面のテレビ端子を隠してしまう位置に置いてしまった。もう遅い。だからこの部屋ではテレビを見ることができない。
NHKの受信料払わないぞ。