先日、ラジオのある番組で、「空軍力の民主化」がおきていると聞いた。何のことかと思ったら、軍事用ドローンの話であった。
ドローンは、いま兵器としての重要性が増しているそうだ。何しろ安い。安いものは数百ドルで買える。戦闘爆撃機や戦車に較べるとけた違いに安い。だから、小国や貧しい国でも買える。トラックに数十機のドローンを積んで戦線に赴けば、立派な戦力になる。
ウクライナは、これからはロシアとドローンで戦うつもりだと、司令官が言った。もっともこの司令官は解任されてしまったけれど・・・
ウクライナは実際に戦果をあげているそうだ。ロシアの艦船をドローンの攻撃で撃沈させた。
ドローン兵器は、安くて、コスト・パフォーマンスがよいということができる。しかし、人を殺すためのものだ。空軍力の「民主化」といったって、あまり自慢できるようなことではないと思うけれど・・・