私たち夫婦が老人ホームに引っ越した後は我が家は空き家になる。その後はどうしたらよいだろう。
 売るか、貸すか、それともそのまま放置するか。
 これは私たちだけの問題ではない。こういう空き家が日本中にある。空き家の問題は、現代の日本の社会の大きな問題である。
 私たちが住んでた家はかみさんの両親のものであった。かみさんの父親が亡くなり、老いた母親が一人になった。これは大変、いっしょに住んであげようということになって、家の隣に開いていた小さなスペースに私たちの小さな家を建てた。
 やがてかみさんの母親も亡くなった。土地や建物をかみさんが相続したので、私はそこに住まわせもらっているわけだ。
 大きくて古い古い母屋は、一部を私が書斎として使っていたが、後は空き家状態。でも時々雨戸をガタピシ開けて風を通していた。今度はそこが全部完全に空き家になる。
 それに加えて、私たちが住んでいた比較的新しい(といっても築30年ぐらい)小さい家も空き家になる。
 空き家にしておけば、家は傷むし、庭の草木はぼうぼうになる。ご近所から苦情が出るだろう。
 空き家を管理してくれる会社もあるらしいが、お金がかかる。
 貸すとなると、借り手を探すのは難しそうだ。何しろ古い家2軒だ。都心のマンションのようなわけにはいかないだろう。もし、借り手があってもヤヤコシイ人だと困る。
 売るとなると、いろいろ問題がある。特にかみさんにはこの家に対する思い入れがある。
 そういうわけで、まだ未解決のままだ。困っている。こればかりは私も「オラ知らねえ」というわけにはいかない。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です