そごう西武の百貨店がストライキをしたので話題になった。アメリカのファンドに売られるというので、先々の雇用を心配した組合がストをやった。
この騒動は、そごう西武だけの問題でなくて、「百貨店」の挽歌のように思える。大昔、私が子供の時代は、百貨店といえば、何でも売っていて、親に連れていってもらうのが楽しみな場所だった。大人になっても、かみさんは百貨店が大好きだった。
それが時代が変わった。百貨店にわざわざ行かなくても、近所の店で買える。郊外のショッピング・モールに行けば、いろいろな買い物が楽しめる。インターネット通販でもなんでも買えるし、届けてくれる。。
それぞれのデパート特有の包装紙に包まれた商品は、昔は特別な価値があったが、そうではなくなった。お中元、お歳暮の文化も衰退した。要するに、百貨店は昔のように儲からなくなったのだ。
そごう西武の売却先にヨドバシカメラの名前があがっている。ヨドバシカメラさんはお金持ちなんだなあ。