株価が上がっている。日経平均がバブル以来の高値を、連日更新したそうだ。
一方、日本の経済は低空飛行が続いている。GDPはドイツに抜かれた。一人当たりのGDPもイタリアに抜かれて、G7の中で最低。韓国にも抜かれた。
そんな状態なのに、なぜ株価は上がるのか? 経済評論家が難しい専門用語で説明していたが、要するにみんなが買うから高くなるということだそうだ。みんなが買っていると思うと自分も買いたくなる。
昔、オランダで、みんながチューリップの球根を買おうとして、球根の値段が暴騰した。球根一個が、家一軒と同じぐらいの価格なったのだそうだ。やがて、熱が冷めて価格はドーンと下がった。
日本の株バブルもいつかはじけて、株価がドーンと下がる。多くの人が損をする。
政府は、株式投資を勧めている。NISAとかいう優遇制度をつくったりしている。株価がドーンと落ちたら、どう責任をとるのだろう? きっと取らない。支持率がますます下がるだけだ。