東北大学が国際卓越研究大学に選ばれたとニュースで聞いた。東大や京大よりも先に選ばれた。まずはおめでとうと言いたい。
私は大昔、6年間ほど東北大学に勤務した。ちょうど大学紛争の時で大変だった。ただ、東京の大学紛争が1年ぐらい遅れて仙台にやってくるので、どんな事態が起こるかは予測ができた。
過激派学生が、建物の壁に、「1.5流大学」と落書きした。トンペイ大学という落書きもあった。東大・京大にコンプレックスを持っていて、麻雀好きの過激派がいたのかな。
仙台は緑豊かな落ち着いた街で、大学は市民にリスペクトされていて、教員も学生もとても居心地が良い。大学は研究第一主義を掲げている。「卓越」した成果が出ることを期待している。
しかし、前にもブログに書いたけれど、少数の大学に大きなお金を出すよりも、まずは全国の大学の研究室に、平等にお金を配ってほしい。大多数の研究室は研究費が足りなくて困っている。例えば、全研究室に100万円ずつでも配分すれば、きっと「卓越した」研究のタネが生れてくる。