先日、ラジオを聞いていたら、「昭和の象徴」について街頭でインタビューをしていた。
誰かが「長嶋さん」といった。次の人は「巨人・大鵬・卵焼き」といった。解答したのは、中年・初老の男性だった。
そのほか「デパートの食堂」、「ディスコ」、「タバコ: 仕事場での一服、歩きタバコ、電車のホームでの一服」などがあがった。「黒澤映画」という答えもあった。
どれも、昭和30年代か、それ以降のものだ。しかし、昭和という時代は長い。とても長い。
私が生まれたのは昭和10年。太平洋戦争の始まる前だ。幼い頃、日本の象徴として記憶しているのは、日本の軍隊、特に海軍。
それから敗戦して、戦後の混乱。その時の象徴的な人物といえば、古橋、力道山、そして湯川博士かな・・・その後の安保紛争や高度経済成長も記憶に残っている。
いろいろあった。いまは「昭和は遠くなりにけり」だなあ・・・