秋の七草のことを調べていたら、「新・秋の七草」というのがあることを知った。昭和10年に選定されたものだそうだが、選定したメンバーがすごい。菊池寛、与謝野晶子、斎藤茂吉、辻永、高浜虚子、長谷川時雨、牧野富太郎の七人。
選ばれた花は、コスモス、オシロイバナ、彼岸花、秋海棠、アカマンマ、ハゲイトウ、菊の七種類。
私たちが目にしやすい野生種が多く入っているところが現代的と言えると解説文に書いてあった。
確かに、アカマンマや彼岸花などは、今でも庭先、空き地、田の畔、道端などで見かける。
アカマンマは、なつかしい名前だ。イヌタデとよばれるタデ科の植物で、高さが30センチぐらい。夏から秋にかけて、赤色にやや白い色を交えた花が、枝先に穂状に群がりつける。その花をままごと遊びでは赤飯に見たてるという。
もっとも、私の家はむさくるしい男兄弟ばかり。おままごとなどしたことがなかった。