ラジオを聞いていたら、「文化財害虫」が繁殖して困っていると報じていた。古文書など貴重な文化財の紙を食べてしまう昆虫のシミの話である。
シミは漢字で書くと、紙魚。体形が魚に似ているので、「魚」の字を用いるそうだ。原始的な昆虫の総称で、いろいろな種類がある。体は細長く、翅がない。銀色の鱗に覆われていて、すばやく走る。衣服、紙類など糊気があるものを食べる。
日本全土、中国、ジャワ、インドに分布する。
シミは単為生殖、つまりメスだけで卵を産み、殖える。オスは要らないという。それでも、オスは存在するのか?・・・私は知らない。
有効な駆除法がなくて、一匹ずつ殺すしかないそうだ。
タンス預金の札束も、シミに食べられる可能性がある。我が家にはないから安心だけれど・・・