アマゾンプライムでドラマを見ていたら、司法研修所が舞台のものがあった。司法研修所は司法試験に合格した人たちが、裁判官、検事、弁護士などを目指して修習する機関である。
 ドラマの中で、教員・職員たちは、互いに「○○教官」と呼び合っている。
 昔、私が勤めていたころは、国立大学の先生も国家公務員であったので、官僚の仲間であった。しかし、「教官」とは呼ばなかったし、呼ばれることもなかった。特別エライ人は「○○先生」。それ以外は○○さんと呼んでいた。
 大昔、私が中学生の時のことも思い出した。全校生の朝礼が毎週あって、生徒会の代表が司会を務めた。ある時、新任の先生のことを「○○教官」と紹介した。すると、隣りにいた校長が激怒して、「教官とは何事だ,先生と呼びなさい」と叱りつけた。
 私は、あの時から 「教官」には尊敬の意味がないのかと思っていた。
 いま、ドラマを見て大昔のつまらない出来事を思い出した。
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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