先日、ラジオでスペイン在住の日本人女性がスペイン語について話をしていた。
スペイン語では、名詞に男性と女性の区別がある。もし間違えたらどうなるかと質問されると、相手は何を言っているのかわからなくて、キョトンとするだろうとのこと。つまり話が通じないだろうと言っていた。
どの名詞が男性か女性かには規則性はない。ただただ覚えるしかない。
いま世の中は、男女の差別を解消しようとしている。だから、名詞に男性・女性があるのは、この流れに反することになる。
スペイン語を使うアルゼンチンでは、名詞の男性・女性の区別をなくして中立の言葉を使う運動がおきているそうだ。
スペインではそこまではいっていないが、気遣いをはじめているとのことであった。
私はスペイン語は習ったことがないが、大昔、学生の頃ドイツ語を習った。ドイツ語にも男性、女性があった。いまドイツ語はまったく忘れてしまったが、苦労したことだけは覚えている。
ああ、性別のない日本語の国に生まれてよかった。