ラジオを聞いていたら、女子アナが日直の話をしていた。中学生の時、日直は黒板を消すのが仕事だった。ある日、先生が黒板に字を書きまくった。それを一人で消していると、普段はやんちゃな男の子がやってきて、消す手伝いをしてくれた。胸がきゅんとなった。「また、日直をやりたーい！」といっていた。
こんな人もいるけれど、普通の人は、日直などの当番はやりたくない。例えば、自治会の当番はやりたくない。しかし順番で回ってくるから、仕方なくやる。
昔、私が大学に勤務していたころ、学科には「主任」教授というのがあった。主任というとエラそうだが、ただの雑用係。誰もなりたがらないから、順番でまわしていた。要するに当番だ。
しかし医学部の先生に聞いたら、診療科の主任教授は権力のある地位だ、当番制ではなくて、終身だといっていた。
ところ変われば、違うものだと思った。