年賀状の受付が始まった。年々、年賀状は減っているそうだ。最盛期の40%ぐらいとか。ネットの広がりや、環境意識の高まりが原因という。環境保全のために紙使用はやめるということだが、再生紙を使っているのにと、日本郵便はボヤいているらしい。
私も年賀状は出さない。今年にはじまったことでなく、もう数年出していない。宛名書きをパソコンでやることができないからだ。しかたなく手書きしていたが、あまりにも大変で、ついにあきらめて、失礼することにした。
年賀状には、お年玉くじがついている。大昔は、当たりかどうか調べた。そのうち、面倒くさくなってやめた。それに、切手のほか当たったためしがない。
くじといえば、宝くじも、年末の風景だ。昔、なにかの景品で、数十枚の宝くじをもらったことだある。でも全然当たらなかった。
競馬の有馬記念も年末の行事だ。競馬といえば、私は大昔一度だけ、馬券を買ったことがある。アメリカに留学していた時のことだ。大学の近所に、ピムリコ競馬場があって、そこで大きな競馬のレース「プリークネス・ステークス」が開催される。研究室の仲間が、「馬券を買ってくるが、お前も買わないか」という。そこで新聞を見て、あてずっぽうで、馬の名前を言った。そうしたら、その名は発音するのが難しくて、通ぜず、なんだと聞き返された。いやになって、発音のしやすい馬を選んだ。結果は、その馬は外れで、はじめに言った発音の難しい馬が勝った。残念だった。
しかし、賭けといえば、研究生活なんて、小さな賭けの連続なようなものだ。だから、あらためて、やることもなかったなあ。