一昨日と昨日の天気を思い出そうとしたが、思い出せない。年のせいもあるが、ころころ天気が変わるからだろう。暖かい日もあった。
この季節の暖かいお天気の日を小春日和というそうだ。小春というから、春のことかと思うとそうではない。小春は陰暦10月のこと。暖かで春に似ているから、この名前がつけられた。小六月ともいうらしい。
和英辞書をみると、小春日和は、Indian summer と書いてあった。インドの夏!? すごく暑くて、湿度も高いイメージだけれど、こう呼ぶらしい。
例によって俳句の本を見てみた。
行く先もきめず小春を誘ひ合ひ 安沢阿弥
父を恋ふ心小春の日に似たる 高浜虚子
まだ羅府にあると思へず小六月 高浜年尾
ちなみに、高浜年尾は、虚子の実子である。親子で優れた俳人。俳句遺伝子ってあるのかな。それともエピジェネティック?
今日も俳句の引用でごまかしてしまった。
天の声「いわれる先に自分で言ったな」