高齢者の単身世帯が問題になっている。高齢男性の15%、高齢女性の22%が一人暮らしだそうだ。全国に670万人、しかもどんどん増えていく。
一人暮らしの老人は、お金がない人が多い。自分の持ち家がない。そこで借りようとすると借りられない。大家さんが単身の老人に貸すのを嫌がるのだ。
単身の老人に貸すと、死なれたら時に困る。認知症になられても困る。
老人にしてみると、家を借りたい。でも、いまは元気だが、いつまで元気でいられるかはわからない。
いつまで元気でいられるかわからないという気持ちは、私にはよくわかる。
解決案のひとつとして、「見守り機能付き」サポート住宅が提案されているそうだ。要するに、NPO法人などが安否確認を毎日行う。安否確認の方法がいろいろ考えられている。
安否確認といえば、私の住んでいる老人ホームでも、毎朝、安否確認の電話がかかってくる。うっとうしいと思うこともあるが、あれは大事なことなんだ。