「大草原の小さな家」は、アメリカのテレビドラマである。ローラ・インガルス・ワイルダーという女性の半自伝的小説をドラマ化したものだ。1974年-1982年に制作され、日本では1975年―1982年にNHKで放映された。ずいぶん昔のことだが、私も見ていた覚えがある。
老人ホーム「ポムポム川の辺」に入居して、アマゾンプライムに加入した。そうしたら、「大草原の小さな家」を見られるではないか! なつかしくて、さっそくシーズン1、第1作を見てしまった。
話は、頼りになるお父さんとしっかり者で美人のお母さんと3人の可愛い娘たちの話である。1870-1880年のころ、一家はウイスコンシンから、西部へ新天地を求めて旅をする。まずカンサス、それからミネソタへ向かう。その途中でいろいろな出来事に会い事件も起こる。
このドラマを見て、あらためて認識したのは、「男」・「父親」の価値だ。お父さんは、自分で木を伐り、その木で家を建てる。馬や牛の世話をする。畑をつくり、作物を育てる。悪い人や先住民やオオカミ から一家を守る。
お父さんなしには、生きていけない。だから奥さんも娘たちも、お父さんを尊敬し、どんな命令にも従う。こんなお父さんはいまの世の中にはいない! 考えられない!!
お父さんを演じるのは、マイケル・ランドンさん。ところが、この人がドラマの監督でもあることに気がついた。なーんだ。監督だから、自分が好きなようにお父さん像をつくったんだ。
ちょっとずるい。