ラジオのニュース番組で、国立大学法人法改正案を話題にしていた。コメンテーターの話では、唐突にこの法案が出てきたそうだ。中央審議会でも審議されていないという。
この案では、学長と学外の人を含めた委員からなる運営方針会議をつくり、大学の予算や運営方針をきめる。学長のすげ替えも出来る。この委員の任命には文部科学省の承認が必要となる。なんだか、騒ぎになった学術会議議員の選考が思い出される。
この法案が成立すれば、大学の自治が侵害されることになる。学問の自由が脅かされる。大学というところは、あらゆる自由がないとダメになる。自由がないと文化は発展しない。
大学教員たちは反対の声をあげている。反対署名がたくさん集まったそうだ。でも、署名だけでは手ぬるい。
大昔、私が学生・院生だった頃、いや教員だった頃も、こんな法案が出たら、みんなで猛烈な反対運動をやったろう。60年、70年の安保騒動が思い出される。
天の声「無責任にけしかけるな」