ラジオのある番組で識者が、お金のなくて困っている人が増えていると言っていた。若い人の中には、家にお風呂がないから風呂に入らない人や、3度のご飯をちゃんと食べられない人がたくさんいるという。具無しカップ麺が売れている話は前に書いた。
コロナのせいで、経済が停滞し、非正規雇用の人が増えたことが大きい。特に女性にしわ寄せがくる。シングルマザーで生活が大変な人が多いそうだ。
生活に困っている高齢者も多い。一人暮らしで、だれにも頼れず、施設に入るにはお金がない。孤独死を待つばかりという状態の人がいる。
一方、お金持ちもいる。そういう人は株を持っていて、株価が上昇すれば、なにもしなくても儲かる仕組みだ。政府も日銀も、株価を上げようとしている。
マスメディアは、富裕層と貧困層の2極化が進んでいるという。国民の分断化がおきているともいう。でも私の感覚からすると、分断化というのは、50:50とか、40:60とかの割合のことだ。富裕層と貧困層の比は1:1000、いや1:10000ぐらいかなあ。これでは分断化という言葉はしっくりこない。単に一握りの人たちによる富の独占だ。