いま団地に住んでいるのは年寄りと外国人労働者ばかりだそうだ。
大昔、私が若い頃は、団地に住むのは憧れだった。鉄筋コンクリートの高層の近代的な建物は、木造平屋かせいぜい2階建ての日本の住宅の住んでいた人間にとっては、ホントにあこがれだった。
あれから何十年も経って、事情は変わった。建物も設備も古くなってしまった。4階建て、5階建てなのにエレベータ―がついていない。若い人たちは敬遠して入居しない。住民は老人ばかり。そこで、家賃が安いというので、外国人労働者が入居するようになったのだろう。
いま日本には300万人の外国人労働者がいるそうだ。すごい数である。彼らはお客サマではない。日本にとって必要欠くべからざる存在だ。しかし、外国人技能実習生という名のもとで労働を強いられたり、外国人だからというだけで、パワハラ、セクハラを受けたりしているという。
いまの日本は、食物、衣服、住居などの生産・建設・流通を外国人労働者に頼っている。「メイド・イン・ジャパン」でなくて、「メイド・バイ・外国人労働者・イン・ジャパン」だと、ある識者が言っていた。
外国人労働者をもっと大事にしなければ・・・