ラジオを聞いていたら、ある老人が、「南部弁をしゃべる人が少なくなった。そのうち、しゃべれる人がだれもいなくなる」と嘆いていた。
 南部弁は南部地方の方言。南部地方とは、南部氏の旧領地の通称で、青森、秋田、岩手の3県にまたがる。
 青森でも、津軽弁は有名で、しゃべれる人もまだ多いが、南部弁をしゃべれる人は少ないという。
南部弁に限らず、 方言はどんどん使われなくなっている。みんな、いわゆる共通語を話す。方言をしゃべるのは恥ずかしいという雰囲気がある。関西人だけは、関西弁をあたりにはばかることなくしゃべるようだけれど・・・
 ちなみに、南部弁で思い出したのは、アメリカでの話。大昔、留学した時に、教授の秘書の女性が、「あんたの英語は南部なまりだ」といった。私は、「私の英語がアメリカ人っぽい」、つまり褒められたのかと思ったら、友人が「変な英語ということだ」と解説してくれた。
 私がいたのは東海岸のボルティモアだから、南部に対し偏見があるのかな。
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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