朝起きると体が痛い。腰、足、肩、首など、全身が痛い。特に足のふくらはぎが痛くて、つらい。ストレッチをしたり、もんでいると痛みが少しやわらぐ。
かみさんは医者に行けというが、行きたくない。ずいぶん前に、整形外科に行ったことがある。いろいろ調べてくれて、レントゲン写真を見せられた。「この骨が異常だ、ここの軟骨がおかしい」などと指摘されて、結論として「痛い時は、安静にして、湿布薬を張っておきなさい。」
針きゅうの医院にも行った。先生には、「そのままにしておくと、歩けなくなる」と脅かされた。針の治療を受けた直後は、治ったような気がするが、翌日は元の状態に戻ってしまった。それに、健康保険がきかないから、診療費がめっちゃ高い!
いろいろやったが、治らない。でも、何とか歩ける。だましだまし生きていくほかないと思っていたら、ある日、曽野綾子さんの格言を見つけた。
「(年をとると)体中が痛いのは治らないが、死にもしない」