先日ラジオで、民謡の「会津磐梯山」を合唱団が西洋音楽風に歌っていた。これもなかなか面白いなあと思った。
会津磐梯山は有名な日本の民謡である。特に「小原庄助さん、なんで身上つぶした・・・」のところが有名だ。
私が中学生の時、友人が会津磐梯山の歌を口ずさみながら、学校の廊下を歩いていた。そうしたら、先生がそれを聞いて、「そんな下品な歌を歌ってはいけない」と叱った。「会津磐梯山は音楽の教科書にも載っている。それを下品だとは・・・」と友人はむくれていた。
小原庄助さんの好きな「朝寝、朝酒、朝湯」の中で、いまの私は朝寝ができない。若い頃はもちろん出来た。年をとると早く目が覚めてしまい、布団の中にいることができないで起きてしまう。朝酒も、飲ましてくれれば飲むけれど、普段は飲まないなあ。
朝湯は入る。朝の9時にお風呂に入る。ある入居者の女性が私に言った。「いいですねえ、朝湯に入って。あたしは朝湯に入れない。長いこと主婦をやってきたから、そんなことはできない・・・」
みんな、過去を引きずって生きているんだ。
天の声「大げさな」