介護保険料は3年に一度改定されるが、2024年度は全国平均で2倍以上の値上がりになるそうだ。
 団塊の世代が75歳以上になり、介護サービスの需要が増えた。一方では、世の中は人手不足で、介護職員になり手がいない。もともと安い介護士の賃金を引き上げなければ、人員を確保できない。
 介護保険料は、自治体によって差がある。いちばん高いのは大阪で、単身の高齢者が多いからだという。一番安いのは、東京の小笠原村。大阪の三分の一だそうだ。でも、みんな小笠原村に移住するわけにもいかない。
 介護士さんの仕事は大変である。老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅)で、介護士さんの仕事を目の当たりにしていると、もっと賃金をあげたらと思う。一方では、高齢者は経済的に困っている人が多いから、介護保険料を引き上げられても困る。
 高齢者の介護に、国がもっとお金を出すしかない。防衛費に大金を使わないで、こちらにまわして欲しい。
 「戦争」は回避できるけれど、「老い」は回避できない。
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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