日本漢字能力検定協会というところが、毎年、今年の漢字というのを発表している。2021年の「今年の漢字」は「金」だそうだ。
オリンピックが東京で開催され、金メダルラッシュに日本中が湧いたからだという。オリンピックが嫌いな私にとっては、ピンとこない。「きん」ではなくて「かね」ならわかる。オリンピックは「かね」まみれだ。それに、今年も、甘利さんなど「かね」にまつわる政治家のスキャンダルの騒ぎが、いくつかあった。
そこで、世の中の動きに疎い私も、私なりに今年の漢字を考えてみた。
今年もコロナに明け暮れた。だから「家」とか「隔」とか「遠」とか、リモート関連の字はどうか。
デルタ株、オミクロン株の「株」もいいかな。でも、どれも平凡すぎる。
世界的には、脱炭素がトピックスだった。だから「炭」。
自民党総裁選挙でたびたび出てきた派閥の「閥」、災害時に話題になった盛り土の「盛」、それに軽石の「軽」もある。
私自身は、「老」とか「痛」とか言いたくなる。でもこれは、今年に限ったことではない。毎年のことだ。
今年で言えば「録」かな。ブログのことである。何とか、1年近く、書き続けてきた。まあ、中身は「碌でもない話」だから、「碌」の方がいいかもしれない。
でも、書くのに少しくたびれたから「疲」かなあ。
天の声「私もコメントするのに『飽』きた」