ローマ字表記の整理・統一が問題になっていると、ラジオでちらっと聞いた。ローマ字の綴り方には、いくつかのやり方がある。ヘボン式、訓令式、日本式などだそうだが、私には区別がよくわからない。
私が日常使っているのは、ヘボン式だと思う。パソコンも、基本はヘボン式で打ち込み、日本語に変換する。しかし、正しいヘボン式ではなくて、かなりでたらめ、いい加減に打ち込んでいる。文が書ければいいと思っている。
いろいろな流儀があるのを整理・統一するのは結構なことだが、難しい問題もある。たとえば東京。いま、みんなTOKYOと書く。これでは「トウキョウ」でなく「トキョ」だが、間違えられる心配はなさそう。これを、いまさらTOUKYOUとか、Oの上にバーをつけるとかすると、かえって混乱する。
人の名前も同じである。三郎はSABUROと書く人が多い。私もそうだ。英語の論文もこのような表記で書いてきた。もし変えたら、検索する時に不都合が生ずる。
ちなみに、ヘボン式のヘボンはHepburnだ。オードリー・ヘップバーンの、あのヘップバーンと同じ綴りである。面白い。
天の声「別に面白くない」