日本のどこかの水族館でラッコが死んだとラジオのニュースで聞いた。ラッコは人気があって、昔は日本中で100頭もいたのに、今はメス2頭になってしまったそうだ。これでは、国内で繁殖もできない。そのうち日本ではラッコを見られなくなりそうだ。
ラッコはイタチ科の動物で、体長は1.2メートルほど。黒褐色で、頭部はやや白い。後ろ足は鰭状で、水中の生活に適している。
寒い地の動物である。地球温暖化の影響もあるし、毛皮のために乱獲されて、今は絶滅危惧種になっている。かつてはアメリカから輸入していたが、今は輸入の許可はされない。
これでは、日本でラッコが見られなくなると心配されていたのだが、なんと明るいニュースがあるのだそうだ。北海道の沿岸で、野生のラッコがみつかったという。今50頭ぐらいいる。繁殖も確認されたという。
私は、ラッコという語は英語など欧米の言葉だと思っていた。実は、アイヌ語だそうだ。日本とは縁が深い動物なんだなあ。