日本のラジオ放送は、大正14年の3月22日に始まったそうだ。すなわち、ちょうど100年経ったことになる。
100周年ということで、NHKは、お祭り気分らしい。でも、そんなにはしゃいでよいのかと思ってしまう。
私がラジオを聞き出したのは、太平洋戦争中だ。日本軍が戦果を上げた時は、軍艦マーチが流れ、結果を華々しく伝えた。戦死者のニュースの時は、音楽は「海行かば」だった。
ニュースの内容は、政府と軍部にとって都合の良いものだった。大本営発表と称して、戦況が次第に悪くなっても、日本軍がどんどん勝ち進んでいるような嘘の報道をした。
NHKは、軍部という当時の権力者に忖度し、言うなりだったのだと思う。公正中立の立場で報道し、権力の暴走をチェックするというメディアの使命を放棄していたのだ。
NHKは、100周年と浮かれていないで、当時やったことの反省をしてもらいたい。