アメリカのプロ野球・メジャーリーグで、大谷選手が大活躍をしている。大谷さんの他にも活躍している選手が何人もいるし、プロ野球以外のスポーツ、バスケットボール、サッカーなどでも、海外の「本場」で活躍している選手がたくさんいる。日本のスポーツのレべルも上がったものだと誇らしく思う。
 でも、日本のスポーツは、ようやく世界レベルになった、とも思ってしまう。
 というのは、サイエンスの世界では、敗戦直後の混乱期から、日本の研究者が「本場」に招かれて活躍したからだ。物理学の湯川博士、分子生物学の利根川博士など、枚挙にいとまがない。
 1960年代に、私はアメリカに留学したが、そのころ、大勢の日本人研究者が、大学や研究所で、招かれて(給料をもらって)研究に従事していた。
 つまり、日本の研究者は、既にメジャーリーグのレベルにあったのだ。スポーツにくらべて、サイエンスのレベルが高かった・・・
 私は、サイエンティストのはしくれとして、自慢したい。
 天の声「はしくれは自慢してはいけない」