先日、アメリカの大リーグの野球の試合の時に、ミツバチの大群が球場にあらわれて騒ぎになったとテレビのニュースが報じていた。
 ミツバチは人を驚かせるような行動をする。
 ミツバチの行動の解明には、オーストリアの動物心理学者、フリッシュが、大きな貢献をした。
 フリッシュは「ミツバチのダンス」を発見した。ミツバチは奇妙なダンスによって仲間同士に情報の伝達を行う。ダンスのやり方で、蜜を見つけたこと、蜜の場所や質の情報を知らせる。信号は、ミツバチの族によって異なるという。
 フリッシュは、1973年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
 この頃のノーベル賞といえば、新型コロナ・ウイルスのメッセンジャーRNA ワクチンの開発など、実際に役立つ業績に送られることが多い。「ミツバチのダンス」にような、すぐに役に立つというわけではないけれど、ロマンティックな研究を評価して、授与することも忘れないで欲しいなあ。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です