ラジオを聞いていたら、性転換の話が出ていた。LGBTの問題を論じているのかと思ったら違った。マムシグサという植物の話であった。
マムシグサ(漢字で書くと蝮草)はサトイモ科の多年草だそうだ。山野の林下に生える。春に、紫緑色の仏炎苞に包まれた肉穂花序を、秋には赤色球形の実をたくさんつける。
茎の紋様や仏炎苞が、マムシを思わせるのでこの名前がついたと辞典に書いてある。
私にはわからない言葉がいくつも出てきた。まず、仏炎苞。辞書で調べると、肉穂花序を包む大型の総苞と書いてある。では、肉穂花序ってなに? 総苞ってなんだ?・・・この辺であきらめてしまった。
さて、マムシグサには雄と雌の株がある。雌雄異株で、性別はその年の栄養状態で異なる。栄養状態が良くて、球茎が大きければ雌株になる。
栄養が良ければ女性に、栄養が悪ければ男性になる・・・もしも人間もそうだったら、世の中はどうなっているかなあ。