ラジオを聞いていたら、ベニバナについての投書が紹介された。庭にベニバナがきれいに咲いていたのに、いつの間にか、しぼんだ。化粧しなくなった老女(私)みたいだという、自虐的な投書だった。
私は、ベニバナという花を知らなかったので、辞典で調べた。
キク科の一年草で、小アジア・エジプトが原産と書いてある。日本には中国から入った。東北地方、特に山形県で栽培されているそうだ。夏、アザミに似た花をつける。昔は、花を採取して染料をつくった。
別名が、末摘花(すえつむはな)。
末摘花といえば、源氏物語を思い出した。源氏物語の巻名であり、登場する女性の名前でもある。もっとも、私は源氏物語をちゃんと読んだり、勉強したことがないので、それ以上のことは知らない。教養のなさがバレてしまう。