海上自衛隊のヘリコプターが事故を起こして、死者と大勢の行方不明者が出た。ヘリコプター2機が、夜間の訓練中に、衝突したらしい。
ラジオを聞いていたら、ヘリコプターの操縦席には、すごくたくさんの計器が並んでいて、操縦は複雑で、とても難しいと専門家が言っていた。
ヘリコプターを操縦するパイロットを養成するには、長い時間と費用がかかる。とても貴重な人材だ。ヘリコプター自体も価格の高いものだ。しかし、貴重な人材だからとか高価な機体だからということよりも、人の命が失われたことが、悲しい。
これが戦争の時だと話はまったく違う。相手国から攻撃され、こちらも攻撃する。自国のヘリコプターがやられれば悲しむが、相手国のヘリコプターを撃墜すれば喝采する。お互いに、人の命を奪う行為をやり合う。
そう考えると、たとえ大義があるにせよ、戦争って、無駄で、むなしく、無意味な行為だ。