WBCで優勝して世界一になり、栗山監督の評価が高い。世界一はもちろんすごいが、WBCの歴史は浅い。私は、日本シリーズに勝って日本一になることがプロ野球の名監督の証だと思っている。栗山さんも2016年に日本一になっている。
大昔、水原さん、三原さん、鶴岡さんが、三大監督と言われた。私はこの三人が、日本のプロ野球の名監督の三つのタイプをあらわしていると思う。
まず第一は水原さんタイプ。水原さんは巨人軍生え抜きで、巨人の監督になり何度も日本一になった。このタイプの名監督には、川上さん、藤田さん、長嶋さん、原さんなどがいる。
第二は三原さんタイプ。三原さんは巨人をやめて、他球団に移った。そこで何度も日本一になった。この分類に入るのが、広岡さんや森さん。王さんもそうかな
第三は、鶴岡さんタイプ。鶴岡さんは巨人軍とは無関係で、日本一になった。この分類に入るのは、上田さん、古葉さん、野村さんなど。
1960年代までは、水原さんタイプの名監督が多かったが、やがて、三原さんタイプが多くなった。そして2000年以降は第3のタイプ、つまり巨人軍と無関係の監督が日本一になることが多い。
時代の流れ、栄枯盛衰がよくわかる。
天の声「あんたは暇人だなあ」