先日ラジオを聞いていたら、フランスに住んでいる日本人女性が、フランスの高等教育の話をされていた。一言で言えば、フランスは教育に関しては格差社会だという。
 フランスにはグランゼコールという高等教育機関がある。これは大学ではない。実践的専門家の養成機関だそうで、卒業後、官僚になる人が多い。
 入学志望者が多くて、その予備校まである。高校の成績がトップ10%以内の成績優秀な子供が目指す。
 ところが、グランゼコールなんて知らない人がたくさんいる。自分とは関係ないと思っている階層の人たちがいる。移民が集まって住んでいる地域もあり、そこの教育レベルはさらに低い。
 日本では、高校進学率が80%と高いが、フランスでは昔は20%程度だった。そこで高校の大衆化を目指しているそうだ。
 フランスといえば、憧れの文化国家で教育程度も高いと思っていたが、そうでもないらしい。
 隣の芝生は青く見えるんだなあ。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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