ピグマリオン効果というのは、親や教師が子供に期待することによって、その期待通りに子供を成長させる効果だそうだ。そんな言葉があるとは、最近まで、私は知らなかった。ピグマリオンというのは、ギリシャ神話に出てくる王様の名前だそうである。
 少子化になって、子供は一人という家庭が多い。当然、その子への親の期待は大きくなる。果たして、子供は、親の期待通りに育つだろうか。 多くの親が子供に期待するケースとしては、「親の職業を子に継がせたい」というのがある。たとえば、お医者さんは、たいてい子供を医者にしたいと願う。そして、高い教育費を払って、医科大学に送り込む。
 政治家もそのようだ。選挙の地盤を子供に継がせたい。実際、今の国会議員には、2世、3世の議員が多い。ある政治評論家は、少なくとも3分の1ぐらいは、2世、3世議員だと言っていた。
 まるで、昔のお殿様のようだとも言っていた。殿が亡くなると、若殿が親の藩を継いで、治めていった時代があった。
 世襲の議員が増えれば、弊害も起きる。世間の事、庶民の事がわからなくなる。活力は失われていく。
 しかし、一方では、育児を放棄してしまう親もいる。子供虐待のニュースは後を絶たない。痛ましい。
 やっぱり、親は、子供に期待を込めて、育てるのがいい。
 天の声「子供は親を選べない」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です