人の寿命は120歳ぐらいといわれている。それ以上の超長寿者の話は昔からいろいろあるが、信用されてはいない。
日本人の平均寿命は明治のころは男女とも45年ぐらいだったが、それから年々のびて、2019年には男性81.41年,女性87.45年だそうだ。100歳以上の人もどんどん増えている。しかし、最高齢者となると昔から110歳前後で、上昇傾向はないという。どうやら115歳ぐらいに壁があるらしい。
ギネスによると、世界の最高齢者は1997年に亡くなったフランス人女性で122歳だそうである。
それではイヌやネコはどうだろうか。イヌの平均寿命は、2019年で14.44年、一方ネコは15.03年だという。
ギネスの記録を見てみると、最長寿記録はイヌは29歳、ネコは38歳とある。つまり、イヌやネコは、平均寿命と最高寿命記録の間には大きな差がある。寿命にはまだまだのびしろがあるということだろう。愛犬家、愛猫家の方々、飼い方を工夫すれば、ペットの寿命はまだまだのばすことができそうである。
さてヒトの寿命に話を戻すと、ヒトの寿命が120歳というのは、陸上の100mの限界の記録が9秒50ぐらいというようなものだ。陸上競技のルールに従えばそうなるだろうが、たとえばオートバイに乗ればもっと速い記録がでる。
ヒトの寿命だって、遺伝子操作をすればもっと伸びるかもしれない。臓器移植をして老化した臓器を次々取り換えて言ったらどうか。若いうちに自分の細胞を採取、保存しておき、後でそれから必要な臓器のスペアをつくることもできるかもしれない。
もっとも脳のスペアをつくることはできそうもない。脳の寿命が来たら終わりかな。いいや、脳の情報をそっくりコンピュータに移すして・・・そうなると、寿命は無限になるかもしれないけれど,その人が生きていることになるのかなあ。