ミステリードラマを見ていたら、ヒイラギ(柊)の話が出てきた。殺人現場の建物の戸口の前にヒイラギの樹がある。ヒイラギの葉っぱはとげがあって痛い。捜査中の女性検事が、顔にヒイラギの葉っぱでひっかき傷をつくる。そこで、同じような傷を持っている人物に気が付く。そこから、犯人がわかる。
昔、浜松に住んでいた時、かみさんの強い要望で家を建てた。その時、塀をつくるお金がなくて、敷地の周りにヒイラギを植えた。多分ヒイラギの苗木が安かったのだろう。しかし、門扉をつくるお金がないので、門扉なしだ。だから、とげのあるヒイラギの生垣をつくっても、自由に出入りできてしまう。防犯効果はなかった。
節分の夜に、ヒイラギの枝とイワシの頭を門戸に挿すと悪鬼を払うという。
柊を挿す母によりそひにけり 高浜虚子
天の声「季節外れだ」