街を散歩していると、バラが咲いているのを見かけた。庭の隅だったり、生垣だったり、場所はいろいろ。バラの花は一年中咲いているのを見かける気がする。でも、バラの季語は夏だから、今はその季節なのだろう。
バラの花の色はいろいろだ。まず、バラ色。バラ色は淡紅色である。バラ色の人生というように、バラ色は、幸福・喜び・希望などに満ちた状態をあらわしている。反対は灰色かなあ。
実際のバラの花は、バラ色だけでなくて、いろいろな色の花がある。しかし、花の色が青いバラがなかったそうだ。品種改良が試みられて、たくさんの品種のバラがつくられたが、青いバラは出来なかった。どうしても作れなかった。
そこで、サントリーの研究者たちが青いバラづくりに挑戦した。1980年代にバイオテクノロジーが発展してきたので、その技術を使って青い花の咲くバラをつくろうとしたそうだ。
ペチュニア、パンジーなどから青い色の遺伝子を取り出して、バラに導入した。苦労の結果、とうとう1998年ころに、青い花のバラづくりに成功した。
バラの花は、のどの痛みや胃腸炎、ストレスの解消などに効果があるといわれている。しかし、効果があるのは、限られた品種だけ。園芸用の品種の大半は効果が期待できないそうだ。青いバラもだめかな。